大相撲春場所(14日初日、東京・両国国技館)を翌日に控えた13日、初場所で初優勝を果たした小結大栄翔(27=追手風)が報道陣の電話取材に応じ、初日の横綱白鵬戦に向けて気持ちを高めた。

この日は埼玉・草加市の部屋で稽古を行い、相撲は取らず基礎運動を中心に調整した。初日、2日目の対戦相手は確認済み。昨年7月場所以来となる横綱戦に向けて「思い切りいこうという気持ちだけ。向かっていきたい」と話した。前回の対戦時は持ち味の突き押し相撲で白星を挙げた。「前回はしっかり押していけた。今回もそういう相撲を取れれば。(前回に比べて)押しとか突きも成長できていると思う。自分の力を出せれば」と意気込んだ。

1日に埼玉栄高の同級生で女子プロゴルファーの渡辺彩香が結婚を発表した。お相手の柔道選手、小林悠輔も埼玉栄高の同級生。しかし、埼玉栄高は大栄翔の代でも1学年21クラスというマンモス校。両者との面識はない。「同級生が多すぎて、卒業アルバムで『初めまして』みたいなことが多い。僕は普通科で(渡辺は)保健体育科。校舎も違うので」。それでも渡辺の存在は知っており「自分がまだまだのときから第一線でやっていた」と、同じアスリートとして刺激を受けていた。今後の活躍次第では「同級生対談」が実現する可能性も? あるが「まだまだです」と、謙虚に語った。