日本相撲協会の芝田山広報部長(元横綱大乃国)は6日、大相撲夏場所(9日初日、東京・両国国技館)に向けて実施した力士659人の新型コロナウイルス感染を調べるPCR検査の結果について、全員が陰性であったことを発表した。報道陣の電話取材で明かした。検査は5日に実施。これで親方衆らを含めて、PCR検査を受けた協会員約900人全員が陰性という結果になった。

全員が陰性という結果について「協会員みんなが感染予防策に対して、一生懸命取り組んで協力してくれている1つの証だと思う。今回は0を達成できた。非常によかった。これから(夏場所)初日を迎える。場所に入れば人と人との接触も多くなる。引き続き、感染予防対策をして行動して下さい、と通達した」などと話した。

緊急事態宣言を受けて、夏場所は宣言期間と重なる3日目までの無観客開催が決まっている。しかし、同宣言が延長される可能性があり、延長された場合の対応については「状況が出ないことにはお話しできない」と話した。