元横綱大鵬の孫で元関脇貴闘力の三男、西十両14枚目王鵬(21=大嶽)が、東幕下筆頭荒篤山(27=荒汐)を突き出して3勝2敗と白星を先行させた。

押し合いで終始優勢。相手を常に正面に置き、計6発で土俵外に持っていった。「相手も突き相撲だったので、今日はまわしを取らないようにということだけ(意識した)。体の調子もどんどん上がっていくと思う。星が並んでしまう方なので、1個でも白星を積めたらいい」と振り返った。

新十両だった1月の初場所は5勝10敗とはね返された。関取として初めての勝ち越しを目指す今場所。「(突き押しの)威力が上がっているというよりは、しっかり当てていると思う。今はいい相撲が取れている」と話した。