照ノ富士が7連勝とし、優勝争いの単独トップを守った。

6日目まで1敗だった2人は明暗を分けた。大関貴景勝は、初顔合わせだった東前頭5枚目の豊昇龍をはたき込み。関脇高安は西前頭筆頭の北勝富士に突き落とされ、1歩後退した。 これで優勝争いは、勝ちっ放しの照ノ富士を、1敗の貴景勝が追い、2敗で大関正代ら10人が続く展開となった。


7日目の取組を写真で振り返ります。


大相撲春場所 全取組速報


幕内


石浦(4勝3敗)寄り切り千代ノ皇(5勝2敗)
石浦(左)を寄り切りで破る千代ノ皇(撮影・鈴木正人)
石浦(左)を寄り切りで破る千代ノ皇(撮影・鈴木正人)

明瀬山(1勝6敗)押し出し千代丸(5勝2敗)

☆千代丸 休まず一気に攻めようと思った。止まって四つになると重たいんで。(5勝2敗に)調子いいかなと思います。

★明瀬山 相手がいい相撲でしたね。相手も考えてきてますからね。(自分は)もともと、こんな力がある力士でもないですからね。

明瀬山(左)を押し出しで破る千代丸(撮影・江口和貴)
明瀬山(左)を押し出しで破る千代丸(撮影・江口和貴)

魁聖(4勝3敗)はたき込み隠岐の海(5勝2敗)

★魁聖 巻き替えた時に落ち着いてまわしをつかめばよかった。最近なかなか早く勝ち越せていないんで、できるかなと思ったら、ダメでしたね。

魁聖(手前)をはたき込みで破る隠岐の海(撮影・江口和貴)
魁聖(手前)をはたき込みで破る隠岐の海(撮影・江口和貴)

琴恵光(4勝3敗)寄り切り千代大龍(5勝2敗)

☆千代大龍 四つは自分の相撲じゃないけれど、相手のいやなことができて自分の相撲をとることができた。自分でも分からないですけど、5勝2敗。ここ最近にないぐらい、星が上がってますね。

琴恵光(後方)を寄り切りで破る千代大龍(撮影・鈴木正人)
琴恵光(後方)を寄り切りで破る千代大龍(撮影・鈴木正人)

天空海(1勝6敗)上手投げ千代翔馬(4勝3敗)

★天空海 (膝にたまった水を)今日抜きました。今日は調子が良さげな感じがして、いきすぎましたね。

天空海(手前)を上手投げで破る千代翔馬(撮影・鈴木正人)
天空海(手前)を上手投げで破る千代翔馬(撮影・鈴木正人)
天空海(手前)を上手投げで破る千代翔馬(撮影・鈴木正人)
天空海(手前)を上手投げで破る千代翔馬(撮影・鈴木正人)

琴ノ若(3勝4敗)寄り切り大奄美(4勝3敗)
大奄美(右)に寄り切りで敗れる琴ノ若(撮影・江口和貴)
大奄美(右)に寄り切りで敗れる琴ノ若(撮影・江口和貴)

志摩ノ海(4勝3敗)押し出し照強(1勝6敗)

☆志摩ノ海 ちょっと脇が甘いんですが、修正できて、前でさばけてよかったんじゃないかと思います。日に日に体も動いてきたし、緊張感も取れてきた。

取組前に大量の塩をまく照強(撮影・江口和貴)
取組前に大量の塩をまく照強(撮影・江口和貴)
照強(左)を押し出しで破る志摩ノ海(撮影・鈴木正人)
照強(左)を押し出しで破る志摩ノ海(撮影・鈴木正人)

剣翔(2勝5敗)上手投げ玉鷲(5勝2敗)

剣翔が髪抜け流血「擦りむいた感じ。ハゲてしまった」取材中も血止まらず

☆玉鷲 よかったです。必死で残したんで、圧力かけないとと思いました。

★剣翔 上手と下手では分が悪いので仕方ない。思い切り相撲が取れました。(額は)擦りむいた感じ。ハゲてしまった。また明日から、体は動いているんで、気合を入れていきます。

剣翔(左)を上手投げで破る玉鷲(撮影・江口和貴)
剣翔(左)を上手投げで破る玉鷲(撮影・江口和貴)
剣翔(左)を上手投げで破った玉鷲(撮影・江口和貴)
剣翔(左)を上手投げで破った玉鷲(撮影・江口和貴)
玉鷲に上手投げで敗れた剣翔(撮影・江口和貴)
玉鷲に上手投げで敗れた剣翔(撮影・江口和貴)

(3勝4敗)押し出し宝富士(2勝5敗)
輝(手前)は宝富士を押し出しで破る(撮影・柴田隆二)
輝(手前)は宝富士を押し出しで破る(撮影・柴田隆二)

栃ノ心(2勝5敗)寄り切り遠藤(5勝2敗)
遠藤(手前)は栃ノ心を寄り切りで破る(撮影・柴田隆二)
遠藤(手前)は栃ノ心を寄り切りで破る(撮影・柴田隆二)

英乃海(4勝3敗)寄り切り逸ノ城(5勝2敗)

☆逸ノ城 我慢して前に出られた。(外四つになっても)問題なかった。(5勝2敗に)昨日、今日みたいな相撲をとりたい。

英乃海(右)を寄り切りで破る逸ノ城(撮影・鈴木正人)
英乃海(右)を寄り切りで破る逸ノ城(撮影・鈴木正人)

阿武咲(5勝2敗)押し出し翔猿(1勝6敗)

★翔猿 (最初の取組は)いい体勢になりすぎて、ちょっとあせったッスね。(同体取り直しの一番は)動いていたけど、引いてしまった。勝ち急ぎました。

阿武咲(左)と翔猿との取組は同体となる(撮影・江口和貴)
阿武咲(左)と翔猿との取組は同体となる(撮影・江口和貴)
阿武咲と翔猿の一番で物言いが付き協議する審判団(撮影・鈴木正人)
阿武咲と翔猿の一番で物言いが付き協議する審判団(撮影・鈴木正人)

物言いがつき取り直し

同体取り直しの一番で、阿武咲(右)は翔猿を押し出しで破る(撮影・柴田隆二)
同体取り直しの一番で、阿武咲(右)は翔猿を押し出しで破る(撮影・柴田隆二)
翔猿(手前)を押し出しで破る阿武咲(撮影・鈴木正人)
翔猿(手前)を押し出しで破る阿武咲(撮影・鈴木正人)
阿武咲に押し出しで敗れた翔猿(撮影・江口和貴)
阿武咲に押し出しで敗れた翔猿(撮影・江口和貴)
同体取り直しの一番で、阿武咲の押し出しに客席まで飛んだ翔猿(撮影・柴田隆二)
同体取り直しの一番で、阿武咲の押し出しに客席まで飛んだ翔猿(撮影・柴田隆二)

若隆景(4勝3敗)はたき込み明生(3勝4敗)

☆明生 落ち着いてとることができました。今まで通り、1日集中して相撲をとっていきたい。(体の調子は)上がってきてます。

若隆景(右)をはたき込みで破る明生(撮影・江口和貴)
若隆景(右)をはたき込みで破る明生(撮影・江口和貴)

御嶽海(5勝2敗)寄り切り大栄翔(3勝4敗)

☆御嶽海 しっかりと当たって前に出られたので良かったと思います。(大栄翔には4場所連続黒星で)もう負けられないと思って臨みました。今場所は自分が前に出られたのかなと思います。

大栄翔(左)を寄り切りで破る御嶽海(撮影・江口和貴)
大栄翔(左)を寄り切りで破る御嶽海(撮影・江口和貴)

高安(5勝2敗)突き落とし北勝富士(1勝6敗)

☆北勝富士 (今場所の初日)なかなか勝ち星も伸びなかったが、やっととることができて少し安心しました。相手は気にしないように、自分の前に出る相撲をとるだけでした。

高安(手前)を突き落としで破る北勝富士(撮影・鈴木正人)
高安(手前)を突き落としで破る北勝富士(撮影・鈴木正人)

豊昇龍(2勝5敗)はたき込み貴景勝(6勝1敗)

☆貴景勝 自分の攻めをしっかりしようと思った。(初対戦の豊昇龍は)元気あるし、自分も気持ちで負けないようにいきました。

★豊昇龍 正面からいったら勝てないと思った。まわしを取って止めないといけないと思って、上手を取ったけど足が滑ってしまった。(大関戦は)やっぱり勉強になりますね。今度こそ負けたくないですね。

豊昇龍(左)をはたき込みで破る貴景勝(撮影・鈴木正人)
豊昇龍(左)をはたき込みで破る貴景勝(撮影・鈴木正人)

朝乃山(4勝3敗)すくい投げ妙義龍(2勝5敗)
妙義龍(右)をすくい投げで破る朝乃山(撮影・鈴木正人)
妙義龍(右)をすくい投げで破る朝乃山(撮影・鈴木正人)

隆の勝(3勝4敗)はたき込み照ノ富士(7勝0敗)

☆照ノ富士 よかったと思います。(集中できたか)そうですね。やることは変わらない。精いっぱいやってるだけです。

照ノ富士(上)は隆の勝をはたき込みで破る(撮影・柴田隆二)
照ノ富士(上)は隆の勝をはたき込みで破る(撮影・柴田隆二)

正代(5勝2敗)寄り切り霧馬山(2勝5敗)
霧馬山(手前)を寄り切りで破る正代(撮影・江口和貴)
霧馬山(手前)を寄り切りで破る正代(撮影・江口和貴)

十両


琴勝峰(4勝3敗)肩すかし宇良(6勝1敗)

宇良6勝目「体が勝手に」技あり肩すかしも淡々、8日目幕内で「声が出た」

琴勝峰(右)を肩すかしで破る宇良(撮影・鈴木正人)
琴勝峰(右)を肩すかしで破る宇良(撮影・鈴木正人)
宇良(上)は琴勝峰を肩透かしで破る(撮影・柴田隆二)
宇良(上)は琴勝峰を肩透かしで破る(撮影・柴田隆二)