大関照ノ富士が過去1勝4敗だった阿武咲を寄り切り、単独トップを守った。前日11日目にまげつかみの反則で初黒星。引きずることなく、厳しい攻めで苦手を一蹴した。

追う大関貴景勝は1差の2敗を守った。逸ノ城と激しい張り合いもまじえ、最後は押し出した。

かど番の大関正代は関脇隆の勝に攻め込まれたが、土俵際のすくい投げで7勝目。勝ち越しとかど番脱出に王手をかけた。一方、4場所連続関脇の隆の勝は昨年初場所以来の負け越しとなった。

大関朝乃山の休場により、関脇高安は不戦勝で勝ち越しを決めた。

西前頭8枚目の遠藤は琴恵光に寄り切られて3敗目を喫し、1歩後退した。