日本相撲協会は23日、両国国技館内で大相撲夏場所の三賞選考委員会を開き、受賞力士が決まった。

殊勲賞は、平幕の遠藤(30=追手風)が逆転優勝すれば昨年初場所以来、2度目の受賞となるところだったが、本割で大関正代(29=時津風)に敗れ、優勝決定ともえ戦への進出が絶たれたことで該当者なしとなった。

敢闘賞は、14日目を終え2大関と三役3人に勝ち9勝5敗の若隆景(26=荒汐)が候補に挙がったが、必要な過半数の得票数に達せず該当者なしだった。

技能賞は、その若隆景と遠藤の2人が、千秋楽本割の結果に関係なく、無条件での受賞が決まった。千秋楽はともに敗れ、9勝6敗の若隆景は2場所連続2度目、11勝4敗の遠藤は一昨年7月の名古屋場所以来、通算4度目の受賞となった。