日本相撲協会作成の新型コロナウイルス対策のガイドラインに違反し、出場停止6場所の懲戒処分を受けた大関朝乃山(27=高砂)について、朝乃山富山後援会の青木仁理事長が12日、電話取材に応じて心境を語った。処分内容について「協会に残していただいて感謝している」としみじみ。朝乃山については「休んでいる間に厳しい稽古を積んで欲しい。また高砂部屋を盛り上げて欲しい」と再起を期待した。

夏場所途中休場後には、地元の富山市呉羽地区自治振興会が寛大な処分を求めて1万1549人分の署名簿と嘆願書を協会に提出するなど、地元からの期待は大きい。コロナ禍で千秋楽パーティーや本場所観戦が出来ない状態が続いているという青木理事長だが「これからも富山の水を部屋に送ったりなど出来ることはやっていきたい」と再起へのサポートを誓った。