大相撲秋場所で千秋楽まで優勝争いに絡むなど活躍した平幕の妙義龍(35=境川)が27日、東京・両国国技館で行われた合同稽古に合流し、精力的に相撲を取って調整した。

3日目となったこの日は関脇明生や小結高安らが参加し、妙義龍は関取衆の申し合いで計11番相撲を取った。「相手が三役の人も来て実力がある人ばかり集まったので、番数どうのこうのじゃなくて内容でいい稽古ができた」と好感触。西前頭10枚目で11勝を挙げた先場所前に、合同稽古に初参戦した。同部屋の十両佐田の海とともに2回連続の参加となる。「今は総見も連合稽古もないので、こうやってみんなで集まる稽古はいいことだと思うので、そういう意味ではいい稽古場。雰囲気もいいし、やっぱり出稽古に来てやるという意欲がみんなあるんじゃないですかね」と話した。

22日に35歳の誕生日を迎えたが、先場所6度目の技能賞を獲得した実力はまだまだ衰え知らず。九州場所(11月14日初日、福岡国際センター)に向けて「今は体づくりと体調を整えて、そこが一番」と準備に専念する。