大相撲の横綱審議委員会(横審)が29日、都内で定例会を開き、日本相撲協会の八角理事長(元横綱北勝海)に出稽古解禁を求めた。

横綱照ノ富士の2場所連続優勝で幕を閉じた九州場所。矢野弘典委員長は「追いかける方がもうひとつだった」と後続力士らに対しての物足りなさを口にした。「強くなるには同格かそれ以上の力士と稽古することが大事という話を聞くことがあった」と底上げのために、コロナ禍で禁止となっている出稽古解禁を八角理事長に要求。同理事長は、専門家などの意見を聞いて判断するとしたという。