4日間の日程で行われる大相撲の関取衆による合同稽古が20日、東京・両国国技館内の相撲教習所で始まり、来年の大相撲初場所(1月9日初日、両国国技館)に向けて、関取衆11人が参加して約1時間の申し合い稽古などで汗を流した。

番付最上位で参加した関脇御嶽海(28=出羽海)は9番取って3勝6敗。番数が少ないようにみえたが「関取衆の重さを感じながら、体が動けるか確認しながらやっていた」と、量をこなすのが狙いではないため気にはならないようだ。部屋に関取が自分以外、いないため「本当に貴重な4日間なので、勝ち負けというより、自分の相撲を少しでも取れるように」とマイペースを貫く。

11勝4敗で終えた九州場所から約3週間がたつ。ここまでの調整は「先場所の勢いに乗っていきたいと思います」と順調なようだ。コロナ禍の行動規制も少しながら緩和され「行きつけの所で久々の外食は良かったですね。すしと焼き肉を」と英気を養った。初場所は大関とりの足固めをしたいところ。「目標としている2ケタ(勝利)、そこだけ、しっかり取れるようにしたい」と目標を掲げた。