大相撲担当記者が見どころを紹介する「今日の3番勝負」。2日目の注目の3番はこれだ。
正代-宇良
上位総当たりの今場所で黒星発進となった東前頭2枚目宇良。初日の関脇御嶽海戦では、宇良らしい相撲は影を潜めたものの、身長の大きい大関正代相手ならば動きで翻弄(ほんろう)できそうだ。両膝の大けがなどで、一時は序二段にまで陥落したものの、幕内上位にまで番付を戻した。17年名古屋場所11日目の豪栄道戦以来となる大関戦で観客を沸かせられるか。初日に土俵際の逆転で白星を拾った正代は、どっしりとした相撲で連勝発進できるか。
逸ノ城-御嶽海
全勝優勝ならば大関昇進の機運が高まる可能性のある関脇御嶽海は、初日に宇良をあっさり破って白星発進した。本人は「目標は2桁」と今場所での大関昇進への意識は全く見せず。その自然体でどこまで白星を伸ばせられるか。
碧山-若元春
史上12組目の兄弟幕内となった新入幕の東前頭15枚目若元春。今場所の土俵入りでは、祖父で元小結若葉山が締めていた物を再現したという獅子を想起させる化粧まわしを締める予定だ。獅子奮迅の快進撃となるか。