“1人大関”の正代(30=時津風)が早くも2敗目を喫した。

37歳のベテラン玉鷲の突き押しになすすべなく、押し出された。「受け気味に立ってしまった。止めることができればよかったが、離されて手を伸ばさせてしまったのがよくなかった」と反省も、後の祭りだった。

大関貴景勝が休場し、横綱照ノ富士を追う1番手となるはずが、序盤5日目で2敗と早々に脱落。「内容的によくない。立ち合いの圧力が伝えられていないのが気になるところ。このままだとモチベーション的にもきつい」と弱音を連発。大関の存在感を示す上で厳しい場所となった。