幕内後半戦の藤島審判長(元大関武双山)が初場所14日目の22日、打ち出し後に代表取材に応じ、12勝を挙げた関脇御嶽海(29=出羽海)について言及した。

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御嶽海は平幕の宝富士を下して2敗をキープ。トップを並走していた横綱照ノ富士が結びで平幕の阿炎に敗れたため、単独首位に浮上した。

この日も相手の左差しを徹底して封じ、危なげない相撲内容で勝ちきった大関候補について、藤島審判長は「迷わず前に出ている。安定感が増している」と絶賛した。

先々場所は関脇で9勝、先場所も関脇で11勝を挙げており、3場所で計32勝となった。大関昇進の目安は「三役で3場所で33勝」。数字上ではあと1勝で到達することになる。現時点での昇進の可能性について、昇進を預かる審判部で副部長を務める同審判長は「分かりません」と明言しなかった。

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