関脇御嶽海(29=出羽海)が、横綱照ノ富士を破り13勝2敗とし、19年秋場所以来3度目の優勝を決めた。大関昇進が確実となり、長野県出身では1795年の雷電以来、227年ぶりとなる。御嶽海と同じ長野県出身の主な力士は以下の通り。

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◆雷電為右衛門 大相撲史上に残る、江戸時代の伝説的な強豪力士。幕内在位は36場所で、大関は27場所務めた。身長197センチ、体重170キロほどの体格で、幕内では254勝を挙げ、負けはわずか10番だった。

◆高登渉 高砂部屋の力士で最高位は関脇。1931年(昭6)5月場所で新入幕。順調に出世して大関を目前にするも、右膝を痛めてかなわなかった。185センチの長身で「信州雷電」の再来と言われた。

◆大昇充宏 春日山部屋の力士で最高位は前頭筆頭。1951年(昭26)1月場所に新入幕。幕内2場所目に12勝3敗の好成績で敢闘賞を受賞した。引退後は春日山部屋を継承した。

◆大鷲平 若松部屋の力士で最高位は前頭3枚目。1972年(昭47)九州場所で新入幕。190センチもの長身でつり技も得意とした。序ノ口から引退まで1度も休まず、988回連続出場の記録を残した。