日本相撲協会は春場所(13日初日、エディオンアリーナ)を翌日に控えた12日、尾上部屋に所属する幕下以下の力士2人が新型コロナウイルスに感染したため、同部屋所属の力士13人が春場所を休場することを発表した。報道陣の電話取材に応じた芝田山広報部長(元横綱大乃国)が明かした。

前日11日に当該の2人が発熱の症状を訴えたため、同日の検査で陽性が判明したという。尾上部屋は関取衆が不在で、元前頭貴ノ岩のおいで西幕下45枚目の北天海(23)らが所属している。

師匠の尾上親方(元小結浜ノ嶋)や部屋付きの千賀ノ浦親方(元前頭里山)、音羽山親方(元前頭天鎧鵬)について、同広報部長は「師匠はもちろん接触してるだろうし、他の親方も接触してたら(春場所を)休場になる。(休場か否かの判断は、取材に応じた12日午後0時時点で)まだ連絡は入っていない」と説明した。