3大関全員が負け越す危機を迎えている。

貴景勝(25=常盤山)が御嶽海(29=出羽海)との大関対決を制し、貴景勝が7勝7敗、御嶽海が6勝8敗と負け越しが決定した。正代(30=時津風)は13日目に8敗目を喫しており、すでに負け越しが決まっていた。

7勝7敗の貴景勝は、千秋楽で勝ち越しを懸ける。対戦相手は審判部の取組編成会議を経て決定する。

仮に番付上の大関全員が皆勤して負け越せば、現行のかど番制度となった1969年(昭44)名古屋場所以降では初めてとなる。

2人以上の大関が皆勤して負け越すのは、8年前の14年九州場所での琴奨菊(6勝9敗)、豪栄道(5勝10敗)が最後。当時は稀勢の里(11勝4敗)を含めた3大関で、琴奨菊と豪栄道は翌場所でかど番を脱出した。

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