角界初の東大相撲部出身の東序ノ口16枚目須山(24=木瀬)が、西序ノ口12枚目錦織(15=宮城野)を押し出しで破り、2勝1敗と白星を先行させた。立ち合い低くぶつかり、下からあてがいながら前に出て一気に押し出した。4日目の二番相撲で初黒星を喫していたが「勝っても負けても関係ないと思って、その日の一番をしっかり取ろうと思った」と切り替えて土俵に上がった。

十両徳勝龍の付け人を務めているため、自身の相撲がある日は宿舎には帰らずに徳勝龍の会場入りを待つ。空いた時間は読書をするなどして過ごしているという。さまざまなジャンルの本を読む須山は「漫画とかもよく読みますよ」といい、好きな漫画を問われると「北斗の拳です。好きなキャラクターは雲のジュウザです」と明かした。