大相撲夏巡業の最終日が14日、埼玉・春日部市で行われた。埼玉県出身の関脇大栄翔(28=追手風)は「地元での巡業でとてもうれしい。地元の応援が1番の力になります」と笑顔を見せた。

今夏巡業は19年12月の冬巡業以来の開催となった。当時の最高位は前頭だったが、21年初場所で初優勝するなどして最高位は関脇に。「3年前よりもたくさんの方に声を掛けられるようになった。成長できたかなと思う」と実感した。

関脇で臨んだ名古屋場所は部屋で新型コロナ感染者が出たため、6勝6敗で迎えた13日目から途中休場となった。「コロナでの休場は悔しいけどしっかり切り替えたい。一日を大切にしていきたい」と秋場所(9月11日初日、東京・両国国技館)へ意気込んだ。