大相撲の平幕の阿武咲(26=阿武松)が21日、都内の荒汐部屋へ出稽古に行き、関脇若隆景らとの申し合い稽古で10番取って6勝4敗とした。

自身が所属する部は関取が自身しかいないため、番付発表前の出稽古期間は貴重な期間となる。明日も荒汐部屋に出稽古に行く予定だといい「積極的に肌を合わせられたらなと思う。(部屋で稽古するのと)仕上がっていくスピードが違う。楽しいです、稽古していて」と話した。

幼なじみと結婚していたことを、8日に発表して以降の公の場でもあった。結婚前との気持ちの変化を問われると「相手が相手だったので安心した。兄妹みたいで、1つ下だけど、全てにおいて似ている。一緒にいて気楽ですし、家に帰っても誰かがいてくれるのはすごくいい」と話すなど、居心地がよさそうだ。

互いの実家は近所の上、互いの両親同士は同級生だという。「昔から一緒だった。好きなこと、感覚、価値観、本当に全部一緒」と最高の人生の伴侶を得て、秋場所(9月11日初日、東京・両国国技館)で2場所連続勝ち越しを狙う。