東幕下15枚目朝乃山(28=高砂)が、西幕下14枚目栃神山(21=春日野)を寄り切りで破って2勝目を上げた。立ち合いで右を差して、一気に前へ。大関経験者の実力を見せつけた。

6場所出場停止処分明けとなった名古屋場所で三段目全勝優勝し、今場所は7戦全勝なら十両復帰が確実となる幕下15枚目まで昇格した。2日目の一番相撲は21年学生横綱で幕下15枚目格付け出しデビューの川副との、ファン注目の一番を制して白星発進。「先のことは忘れず、取組のある日は本土俵で取らせて頂けることへの感謝の気持ちを忘れずにいきたい」としみじみと話していた。そして、この日の二番相撲でも危なげなく白星を手にして2勝目を挙げた。