新十両の落合(19=宮城野)が、初黒星を喫した。

同じ新十両の玉正鳳(片男波)にはたき込みで敗れた。これで先場所から続いていた連勝は8でストップした。「ちょっと足が出なかった。はたきについていこうという意識があったんですけど、それにかかってしまった、前のめりにいきすぎた」と振り返った。

落合は今年1月の初場所で幕下15枚目格付け出しデビューを飾り、15枚目格付け出しとしては2006年夏場所の下田(のちの若圭翔)以来となる2人目となる7戦全勝優勝を果たした。これにより、現行制度では史上最速かつ昭和以降では初めてとなる所要1場所での十両昇進を決めた。今場所初日には幕下の塚原(春日野)を退けて白星発進していた。

相撲界に現れた“令和の怪物”。初土俵を踏んだ1月の初場所は負けなしで締めくくったが、関取デビュー場所は2日目にして初黒星にも「ただ負けただけ。切り替えて頑張るだけです」。15日間という長丁場を経験するのはこれが初めてだが、場所の雰囲気にも「だいぶ慣れてきた」。この敗戦を引きずらず、3日目以降に向かう。【平山連】