西前頭11枚目の隆の勝(28=常盤山)が行司軍配差し違えで3勝目をあげた。

立ち合いから鋭い出足で碧山を攻め込むが、土俵際ではたかれた。行司木村元基の軍配は碧山も物言い。協議の結果、碧山のかかとが踏み越しており、押し出しで隆の勝が白星を手にした。

隆の勝は相手のかかとは「分からなかった。どっちなんだろう」と振り返り、「勝てたのでよかった」。相撲内容では圧倒しただけにホッとした表情。「土俵際はおおざっぱになったけど、前に攻められたんで」と話した。