大相撲の陸奥親方(元大関霧島)は1日、4月に日本相撲協会の65歳の定年を迎えることに伴い、春場所(10日初日・エディオンアリーナ大阪)後に師匠を務める陸奥部屋を閉鎖することを明らかにした。

堺市の陸奥部屋で行われた時津風一門の連合稽古後に「(部屋の)終わりはもうみんな知っている」と後継者がいない状況を説明した。「1人1人に移籍先の希望を聞いているところ」と話し、大関霧島ら力士、部屋付き親方らは時津風一門の他の部屋に移る方向で調整している。

陸奥部屋は井筒部屋を継承した元幕内星甲が1974年4月、陸奥に名跡変更して陸奥部屋となった。97年12月に先代の退職に伴い、現師匠の元大関霧島が部屋を継承した。昨年末に部屋付きだった元横綱の鶴竜親方が年寄「音羽山」を襲名して独立し、音羽山部屋を創設した。