日本相撲協会は28日、都内で理事会を開き、4月2日付での陸奥部屋の閉鎖と同部屋所属の協会員の転籍を承認した。大関霧島(27)や師匠の陸奥親方(64=元大関霧島)は同じ時津風一門で元横綱鶴竜が師匠を務める音羽山部屋への転籍となり、昨年12月末に陸奥部屋から独立した音羽山部屋に移るのは呼び出しや床山を含めて計6人で力士は霧島のみ。4月3日に定年の65歳になる陸奥親方は再雇用の「参与」として相撲協会に残る。他の協会員も、荒汐部屋、追手風部屋、伊勢ノ海部屋と、いずれも同一門内で転籍する。また、近大4年の昨年に国体成年個人ベスト16入りした山崎勝磨(22)の三段目最下位格付け出しを承認。立浪部屋に入門し、夏場所での初土俵を予定している。春場所限りで現役引退した元幕下の海龍、勇輝、隠岐の富士を28日付で世話人として採用したことも発表した。