AKB48の都道府県代表が集うチーム8が2日、沖縄・中城(なかぐすく)城跡特設舞台で結成2周年記念公演を行い、愛知代表の藤村菜月(18)三重代表の山本亜依(20)長崎代表の岩崎萌花(15)が卒業を発表した。

 ずっと目標がなかったという藤村は、チーム8の活動を通じ、ヘアメークになる夢を見つけた。「今、ヘアメークの専門学校に通って、一生懸命勉強しています。その中でチーム8の活動を続けるのは難しく、またメンバーにも迷惑をかけてしまうことになると思い、卒業することを決めました」と明かした。

 今年、成人式を迎えた山本は、女優という夢に向け、演技の勉強を本格的に始める。「厳しい道になるかもしれませんが、自分の力で挑戦してみたいと思います。だからそのためにチーム8から卒業することを決心しました。前向きな卒業なので、湿っぽくならないで、見送ってほしいです」と語った。

 岩崎は今年、高校に入学した。「第1志望の高校に合格できたことで、医者になるという小さいころからの夢に本気で挑戦したいと思うようになりました。夢をかなえるためには、たくさん勉強しなくてはいけないので、そんな状況でチーム8の活動を続けてしまっては、どちらも中途半端になると思いました」と、決断の理由を明かした。

 藤村と岩崎は、3日の沖縄公演2日目を最後に卒業。山本の卒業時期は未定で、東京・秋葉原のAKB48劇場で最後の舞台に立つ。