公演後、島崎遥香(22)が囲み取材に応じた。一問一答は以下の通り。

 -今の心境は

 島崎 まだこれからも劇場に立つんじゃないかという心境で、まだ卒業したなとは本当に思えない。

 -劇場に向かう間に考えたことは

 島崎 ないです。すごい眠くて。徹夜で昨日練習していたので。練習の成果は出せました。リハーサルでできない振り付けも本番ではできて、本番に強いところを見せられました。

 -最後の舞台に立った感想は

 島崎 15歳かなあ初めて立ったのは。あそこから本当に始まって、あそこからファンの方が増えていった場所だったので、初めてのお披露目公演に来てくれていたファンの方が来てくれているのを見て泣きそうになってしまったりして。そう思うとAKB劇場はすごく思い出がある。

 -同期も全員来た

 島崎 本当に(卒業した)永尾まりやもわざわざ駆けつけてくれて、歌まで一緒に歌ってくれて、ありがたいです。

 -一番の思い出は

 島崎 やっぱりお披露目公演は思い出深いです。今まで普通の学生だった自分が人前で何かをするということがなかったので、自分の名前を大きな声で呼んでくれるということもなかったので。当時は頭が真っ白で踊りも苦手で、棒立ちになったりとかしていたんですけど、それが懐かしく思う。

 -特製のドレスについて

 島崎 お気に入りです。衣装さんが何週間もかけて手作りで徹夜してつくってくれたので。私、こういう刺しゅうの服が好きなのでうれしいです。愛がこもってるなあって。

 -活動で一番楽しかったこと

 島崎 AKBの1回目の運動会です。初めてのイベントだったので。すごく新鮮で楽しかったことを覚えてます。

 -つらかったことは

 島崎 何だろうな… 細かいことで、これが大きくつらかったっていうのはないかな。

 -AKB48の後輩たちに期待することは

 島崎 私なんかがアドバイスを言えるような立場じゃないですけど、何て言ったらいいかわからないですけど、みんなかわいい後輩たちですから、私が成長したように、みんなも一歩一歩成長していってほしいなって思います。

 -卒業した先輩からメッセージは

 島崎 24日の握手会会場にたかみな(高橋みなみ)さんが来てて、「卒業なんだねー」っていうだけ(笑い)。特になかったです。軽い感じです。

 -板野(友美)さんからは何かありましたか

 島崎 いや、ないです。そういえば。

 -徳光(和夫)さんからは

 島崎 ありましたっけ。ないです。

 -卒業すると恋愛解禁です

 島崎 この質問をすごく待ってて。これが卒業での定番じゃないですか。それが今までのインタビューではなかったので、初めてされて今うれしいです。もうクリスマスも過ぎてしまったけど、かっこいい人がいいなあ。

 -面食いなんですか

 島崎 そうなんです。顔です。

 -理想のデート場所は

 島崎 難しいですね(考える)。パリに行きたいです。お散歩したい。1回行ったことがあって、大好きになりました。

 -デートはいつごろになりそうか

 島崎 いつごろになるんだろう。みんなアプローチ待ってます。本当にモテないので、モテたいです。自分からはしないです。

 -今後の活動でしたいことは

 島崎 本当にこういうことがしたいって言ってできるお仕事じゃないので。きたオファーに対してひとつひとつ事務所の方とお話しながら、やっていけたらなと思います。

 -女優としてこれからやってみたい役は

 島崎 「星の王子さま」をやってみたい。大好きなんです。おじいちゃんが本が好きで、初めてくれた本が「星の王子さま」だった。

 -「塩対応」というキャッチフレーズがあった。どう思っていたのか

 島崎 最初は悲しかったですけど、今思えばそれはもともと私のことを好きじゃない人が言ったことなのかな。そしてテレビ番組でピックアップされて、流行語大賞にノミネートされて、ノミネートされた時はちょっとうれしかったです。

 -卒業後は「神対応」か

 島崎 これまで塩対応をしたつもりもないので。だから、みなさんがどう思うか分からないですがこのまま自分らしくいきたいと思います。

 -大みそかはNHK紅白歌合戦がある。意気込みは

 島崎 出られるだけでいいです。48人の中に選ばれるだけで十分です。どうにかして入れたらなと思います。

 -紅白で最後のあいさつは

 島崎 どうなんだろう。それはNHKさんが決めることなので。私からは決められない。

 -今日は涙がなかった

 島崎 センターになった最新シングルの「ハイテンション」の歌詞で「最後の一瞬もハッピーエンド」ってあったので、秋元さんがそう思ってるんだろうなと思って、絶対ハッピーエンドで終わりたいと思って、笑顔でずっといました。ウルッとはなりましたよ。落ちなかったですけど。

 -どのあたりで

 島崎 公演で、私の卒業ソングの「Better」を歌った時に同期のみんなが並んでて、私がお客さんに背中を向けてみんなの顔しか見えない状況の立ち位置の時に、同期のみんなが泣いているのを見た時と、あとはデビューした当初のファンの方が何人かチラホラ見えた時にウルッときて、あ、これダメだって思って、そのファンの方を見ないようにしていました。でも最後、お見送りの時にそのファンの方を至近距離で見たときに泣いちゃいました。公演ではなかったですけど、お見送りでは泣いちゃいました。

 -最後はファンにどういう言葉を

 島崎 話したらキリがない長さになってしまうので、ありがとうというひと言で終わらせてもらいました。まだ整理もついていないので、モバイルメールを通してあらためて伝えられたらなと思います。今日の公演は楽しかったです。

 -公演で「SMAP×SMAP」の話もしていた

 島崎 本当にこんなに記者の方が集まってくれて光栄です。

 -不安はあったんですか

 島崎 私はそんなに出たい出たいっていうタイプではないので、(スマスマと)かぶさっていて、本当にありがとうございますっていう感じです。隠れたい感じなので。

 -いつもスマスマは見ているのか

 島崎 中居さんとは「ATARU」という映画で共演したことがあって、そのあと歌番組やバラエティーなどで会う度に話しかけてくださって。それはすごくうれしくて。そこで元気になれたりとかしてて。私も早く帰ってスマスマ見たいです。

 -中居さんからは何と言われるのか

 島崎 いつもお決まりで言ってくださるのは、「元気?疲れてない?眠い?」です。「帰りたい?」とか(笑い)。

 -最後の曲を「君は気まぐれ」にした理由は

 島崎 あれはもともとチームAの曲で、誰にあてて書いたっていう曲でもないですけど、スタッフさんやメンバーがなんか私っぽいような歌詞だよねっていうざわめきがあり、自分でもちょこっと思う部分もあって、なおかつ明るい曲なので、それを選びました。

 -「Better」を初めてもらった時の気持ちは

 島崎 もう涙が止まらなかったです。号泣しました。PVの時にギリギリ届いて。撮影中に泣きました。

 -秋元さんにその感想は言ったのか

 島崎 言ってないです。恥ずかしくて。

 -卒業について秋元さんからは何か言われたのか

 島崎 お疲れさまでしただったかな。恥ずかしがり屋だからすぐにどこかに行っちゃって。

 -アイドルになってよかったか

 島崎 深い質問ですね。アイドルにならない自分を想像したら、フリーターだったんじゃないかって思うぐらい何も取りえがなくて。ゆとりみたいなこと言っちゃうんですけど。これでAKBのオーディションでスタッフさんに拾ってもらって、こんなに人生が変わるような職業をさせてもらえてよかったなって本当に思います。

 -家族とどんな話を

 島崎 家族とは写真しか撮ってないです。会話していないです。

 -将来どんな女優になっていきたいか

 島崎 まず女優さんになれるかわからないですけど、でも1人1人、人間違うと思うので、自分らしさを今までもこれからも守っていきたい。

 -今日来られなかったファンの方へメッセージを

 島崎 自分としてはAKB劇場の250人というキャパは大きいものだと思っていて。それは本当に自分に最初はファンの方が片手に入るぐらいしかいなかったから。それが250人満員で入って、しかも外れて来られなかったいる方もいっぱいいるっていう状況がありがたいなってそれだけです。