6月16日に開催する「第10回AKB48選抜総選挙」に初めて海外グループのメンバーも立候補できることになり、タイトルも「第10回AKB48世界選抜総選挙」となることが19日、分かった。ライブ配信ストリーミングサービス「SHOWROOM」で、総選挙の投票権が付く5月30日発売のAKB48の52枚目シングルの概要と合わせて発表された。今回はインドネシア・ジャカルタのJKT48、タイ・バンコクのBNK48、台湾・台北のTPE48のメンバーも出馬できる。立候補の権利がある海外メンバーは121人。国内グループメンバーと合わせ、490人以上が立候補できるため過去最大規模となる。

 湯浅順司選挙管理委員長が、シングルの選抜メンバー28人と、16歳のAKB48小栗有以がセンターを務めると発表後、続けてアナウンスした。「記念の第10回として海外グループの立候補も可能として世界選抜メンバーを決める総選挙になります。ランクインは従来の80位から100位に増やします」。

 今回は昨年3連覇を達成したHKT48指原莉乃(25)が不出馬を表明済み。柏木由紀(26)NMB48山本彩(24)も昨年同様に不参加となれば1位争いは大混戦が必至。特にJKT48では昨年までインドネシア内で4回の総選挙が開催されており、ファンの盛り上がりはすさまじい。以前から「JKTメンバーも日本のAKB48選抜総選挙に参戦させて欲しい」と署名運動も行われていた。海外グループのメンバーがいきなり1位になる可能性もある。

 立候補期間は23日午後5時から27日午後11時59分まで。投票期間は5月29日午前10時から6月15日午後3時まで。総選挙がアジアを巻き込んだ世界的イベントに昇華する。