NGT48山口真帆(23)が6日、パシフィコ横浜でAKB48「NO WAY MAN」劇場盤握手会に出席し、最後のファンとの交流を行い、あいさつした。

この日の握手会を終えると、300人近くのファンに見守られる中、登場した。「皆さん、今まで本当にありがとうございました。今まで握手会を休むことはなかったけど、今回のことで休んでしまって、皆さんに会えない時間が4カ月ありました。昨日、今日と握手会をやるのも不安はあったのですが、皆さんと会うことができて、出会うことが出来てうれしかったです」と涙も交えながら、あいさつした。

「1人1人の方と目を合わせることが出来る握手会が大好きでした。本当に幸せなことだと思えたし、アイドルにならなかったら、こんなにたくさんの人と会うこともなかったんじゃないかと思います。たくさんの思い出をありがとう。この日のために生きていたんだと思うくらい幸せでした」とファンに感謝しながら、涙するファンに向かっては「泣かないでください」となぐさめる場面も。

「全部受け止めてくれて、自分のことをなんでこんなに気になってくれるんだろうって。みんなと会うためにアイドルになったんだと思います。アイドルとしては卒業してしまうんですけど、また皆さんに会えるように頑張るので、『またね』と言わせてください」と再会を約束して、大きな「まほほん」コールに応えた。

この日は、前日5日に続いて、握手はせずにファンとの「会話のみ」の対応となった。参加したファンによると、この日も山口のレーンはホールの最も隅に設置され、壁やつい立てなどで周囲からは見えないようにされていたといい、警備員も常時3~4人つくなど、厳戒態勢の中で行われたという。

今年1月に山口がSNSなどで事件を明らかにして以降、握手会はすべて欠席しており、昨年12月以来のファンとの直接的な交流だった。今回は、CD購入時に握手するメンバーを指定できる握手会で、事件が起こる前の昨年11月に発売。山口が欠席していた分の振り替えは可能だったが、当日に“飛び入り参加”することはできないため、粛々と進んでいたといい、同じくグループ卒業を発表した菅原りこ(18)が山口の後方に姿を現し、付き添う場面もあったという。

この日は、菅原、長谷川玲奈(18)にとっても、最後の握手会参加となり、それぞれ最後の握手の後には、ファンが横断幕などを準備して声援を送った。菅原は「(ファンと会えるのは)最後ではない。未来の握手会でお会いしましょう」とあいさつしたといい、山口らもその様子を見守っていたという。

3人は今月18日に、新潟・NGT48劇場で卒業公演を行う。