NGT48は19日、公式サイトで、セキュリティー強化のために、10月中をめどに劇場公演などのチケット受付による生体認証として、顔認証システムを正式に導入することを発表した。

同グループでは、5月にNGT48を卒業した山口真帆(23)への暴行被疑事件をめぐって、騒動が広がっており、7月に今後の「メンバーのセキュリティー対策の強化」の一環として、顔認証システムの導入の検討を明らかにしていた。AKB48グループで、顔認証システムの導入は初めての試みとなる。

顔認証は、顔の輪郭、形や目鼻などの配置を画像認識により抽出し、その特徴によって識別する方式という。劇場などの会場に来場する際の本人確認時の精度向上を図るとともに、個人だけでなく群集の中から個人の識別ができることから「劇場内外へとお客様の出入りのあるNGT48劇場においては、顔認証でお客様の受付有無が識別できるようになり、さらに、事前登録された顔画像をスタッフが目視することで個人を特定することができるようになるため、不正防止対策強化、および、セキュリティー対策としての活用ができるものと考えております」とし、将来的には他グループの劇場や、コンサートイベント会場での導入も検討していくという。

今後は導入に向けて、問い合わせ窓口を設置するほか、事前登録を行っていく。早川麻依子劇場支配人は「新しい認証システムの導入が、より一層の安心・安全な運用となるよう努めてまいります。今後ともNGT48の応援をよろしくお願い申し上げます」としている。