SKE48が9日に新シングル「心にFlower」を発売する。4月に卒業コンサートを行う大場美奈(29)にとってはラストシングル。前編では新曲について、須田亜香里(30)古畑奈和(25)日高優月(23)と語り合った。【聞き手=大友陽平】

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-「心にFlower」はどんな曲ですか?

須田 誰の心にも寄り添える曲だと思います。これまでSKEの曲は、実らない片思いソングが多かったんですけど、いろいろな人に語りかけてくれるような、聞いてくれた人も、きっと何か引っ掛かる言葉があると思います。

大場 誰もが聞いて「自分って間違えてないんだ」と思える歌詞がどこかにあると思います。それと、今のSKE48でいいんだよという秋元(康)先生からのメッセージだと思うので、胸を張って歌えるように頑張れればと思いますし、これからはそんなSKEを応援していきたいと思います。

-ミュージックビデオ(MV)の見どころは?

古畑 アクションシーンです! 初挑戦するメンバーも多かったんですけど、(須田)亜香里さんだったら、軟体を生かして足を上げたりとか、(日高)優月は蛇使いになっていたり(笑い)。アクションのために、事前に練習もしました。曲とのギャップになっていて、かっこいい表情を見せられていると思います。

日高 普段ホワホワしている子もバシッと決めているので、そういった面でもギャップを感じられるし、ファンタジーな側面もあります。セットも映えていて、声が出るくらいテンションも上がりました。

-振り付けは、バブリーダンスなどでもおなじみのakane氏が担当。手首を回す振りの「デフラワー」と、名古屋弁で「すごい」の意味を持つ「でら」を掛け合わせた「でらフラワーダンス」が特徴だ

須田 ダンス界で活躍されている方も「この振りを取り入れているのか!」と思ってもらえると思います。

大場 速くて、ちょっと難しいので、「チャレンジ」的な感じで皆さんにもやっていただけたらうれしいです。

須田 一瞬の動きではあるんですけど、ぜひその振りもMVでチェックしてください!

-タイトルにちなんで、心に花が咲くような出来事などがあったら教えてください

須田 体調を崩してお休みしていた時に、卒業生の木崎ゆりあが食材とかを買い出ししてくれて、自宅の玄関の前に置いてくれたり、メンバーの菅原茉椰が遠隔で出前を頼んでくれて…。人の優しさに触れると、自分も優しくなれますし、心に花が咲きました。

(大の中日ファンの)日高 私にとっては、球春到来! 2月にキャンプインすると、一気に心に花が咲きますね!(笑い)。いろいろ開幕前の妄想ができるし、ファンとしては楽しい日々です。この取材の前も、キャンプの生配信を見てました!

大場 試合じゃなくて、練習を見るの? 私たちでいえば、レッスン風景を見ている感じ?

日高 そうです、そうです! バットの軌道とか、打球音とか最高です。注目選手についても語っていいですか? 土田龍空内野手です! 19歳で2年目なのに「去年は活躍できずに…」というコメントをしていて「19歳なのに、そんなこと言えるんだ!」って。守備も打撃も華があるので、元気なキャラクターの選手は頑張ってほしいし、空いたセカンドのポジションを狙ってほしいです!

大場 マジですごい…。

古畑 手に職ってこういうこと?(笑い)

須田 会話に花が咲きましたね!(笑い)

(9日公開の「後編」につづく)