AKB48の多田愛佳(17)が28日、都内で開かれた主演映画「×ゲーム2」DVD版発売記念イベントに出席した。24日のAKB48東京ドーム公演初日、福岡のHKT48に移籍することが発表されたばかりだが、取材陣から抱負を聞かれると、「(HKT48の)センター張りますよ。(ほかに)何しに行くんですか!」と強気で宣言した。

 多田は、これまでAKB48チームAの一員として、チームAキャプテンの高橋みなみの背中を見てきた。多田は「たかみな(高橋)のそばにいたので、HKTの総監督になれるよう、たかみなから教わったまとめ方を発揮したい」と、やる気満々で続けた。

 10代半ばが多いHKT48では、6月にAKB48から同グループに移籍した指原莉乃(19)に次ぐ2番目の年長者となる。「これからは甘えられるほうになるので、お姉さんのような存在感を発揮したい。(HKT48の)みんな、なついてくれて。私、ロリコンなのかと思ったくらい、ちっちゃい女の子が大好きで、グレないように(メンバーを)見守って育てたい」。

 移籍は自分で決めたと言い、「AKBにいても、選抜メンバーは卒業しなくて、上も下も詰まっていて、未来が見えなくなった。(総合プロデューサー)秋元(康)先生に相談したら『HKTに行ってみたら?』と言われ、HKTには明るい未来が待っている、明るい未来に向けて頑張りたい、と思った」と説明した。

 移籍を最初に相談したのは指原だったと明かし、「さっしーからは『(HKTは)めぐまれてるよ』と言われた。キラキラした未来が見えるかなと思った」。取材陣から、DVDのタイトルと指原のスキャンダル報道にひっかけて「指原さんにはどんな罰ゲームをしてほしい?」と聞かれると、多田は「さっしーは高いところが苦手なので、バンジージャンプをやってほしい(笑い)」。

 時期など移籍にまつわる具体的なことは未定と言い、「AKBで学んだことをHKTで生かし、AKBに負けないくらい勢いに乗って頑張っていきたいと思います」と話した。

 多田は、27日に東京・秋葉原で開催されたAKB48前田敦子の卒業公演にも出演。「公演の後、あっちゃんに抱きついて『卒業してもごはんに誘ってください』と耳元でささやきました。『もちろん』と言ってくれました」というほほ笑ましいエピソードを明かした。