モデル押切もえ(30)が16日、都内で映画「人間失格」(20日公開、荒戸源次郎監督)の公開を記念したトークショー「人間失格サミット」に出演した。太宰治ファンの著名人や、「だめんず」(だめな男)を好きになってしまう女性を描いた漫画「だめんず・うぉ~か~」の作者、倉田真由美さんらが参加した。太宰は複数の女性に愛され、自殺・心中未遂を繰り返し5度目で死に至った波乱の人生を歩んでいる。

 押切は「壮絶な人生。15年の作家生活で140の小説を書いたのはすごい。『人間失格』を読むと、何度も励ましたいという気持ちを持ちますが、励まし疲れそう」。倉田さんは「去年、娘が生まれました。娘には絶対、太宰とは結婚してほしくない」と話し、会場を笑わせていた。