来年公開の映画「少女たちの羅針盤」(長崎俊一監督)の記者会見が16日、ロケ地の広島県福山市で行われ、主演成海璃子(17)ら4人が女子高生役を務めることが発表された。成海がカンヌ国際映画祭参加のため欠席したが、共演の忽那汐里(17)森田彩華(21)俳優草刈正雄の次女麻有(17)が出席。長崎監督は「多感な高校生で構成される羅針盤メンバーの役柄に、この4人がピタっとはまったので、起用しました」と説明した。

 水生大海氏の同名原作は、福山市が創設した第1回「福山ミステリー文学新人賞」の優秀賞を受賞。羅針盤と呼ばれる演劇ユニットで起こった殺人事件の真相に迫るというストーリーで、6月下旬から7月下旬の撮影を予定している。今年の公開作品では「半分の月がのぼる空」「ちょんまげぷりん」「BECK」に出演している忽那は、「芯の通った力強いものをみんなと作っていきたい」と話した。