東京・二子玉川の高校を舞台にした映画「ROOKIES

 ~卒業~」(平川雄一朗監督、5月30日公開)の前売り券が、公開約1カ月前の現時点で18万枚も売れ、昨年、興収77億5000万円を記録した「花より男子」を上回るペースであることが29日、分かった。メーンキャストにイケメン13人をずらりとそろえた底力を見せている。

 同映画を配給する東宝関係者は「これだけ前売りが売れているので、かなりイケイケな気持ちです」。「花より男子」は昨年、最も前売り券が売れた作品で興収も「崖の上のポニョ」に続き2位。それだけに「ROOKIES」もかなりのヒットが期待されている。

 またこの日、二子玉川では主演の佐藤隆太(29)をはじめ、市原隼人(22)小出恵介(25)高岡蒼甫(27)らが地元商店街でパレードや親善試合を行った。商店街を約200メートル練り歩いた小出と市原はそれぞれ「やっとニコタマに帰って来ました。よくラーメンを食べに来ました」「地元が川崎で近いので、よく来てました」と愛着を見せた。なじみの定食屋の前でのイベントとなった佐藤は「ここがホームだと思ってやってきた。学生時代は高島屋でバイトしてました」と、ホーム中のホームをアピール、ファンを喜ばせた。

 ドラマや映画では、河川敷などのシーンが二子玉川で撮影された。恩返しの気持ちを込め、ニコガクチームと地元の少年野球チームとの親善試合も組まれた。小学生を相手に本気になるところは、劇中の熱いニコガクそのもの。試合は6-2で勝利し、サイン入りバットや試合球3ダースをプレゼントした。