宙組トップ芹香斗亜(せりか・とあ)が2月2日、兵庫・宝塚大劇場で、サヨナラ公演「宝塚110年の恋のうた」「Razzle Dazzle(ラズル ダズル)」の千秋楽を迎え、本拠地に別れを告げた。最後の大階段は黒えんび。セレモニーを終え、退団会見に臨んだ。

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-最後の大階段は黒えんびを選んだ

芹香 (本公演で)着る場面があるかな? と思っていたんですけど、なくて。やっぱり黒えんびが一番好きなので、はい。

-「幸せでーす」と言葉が出た。自然と?

芹香 客席からリクエストがあったので、言わせていただきました。

-サヨナラショーでは、珍しい客席下りも

芹香 私が演出したわけではないんですが、(楽曲の)MY HEROの公演でも、客席下りがあり、再現といいますか(笑い)。

-ショーの最中、気持ちに変化は

芹香 「幸せだな」「楽しいな」という気持ちでずっと、歌っていました。

-涙が出そうになった場面は?

芹香 なかったです。ずっと幸せな気持ちでした。

-ファンへメッセージを

芹香 ここまで来られて、私を応援し続けてくださった方に、もう感謝してもしきれないほど。本当にありがとうございました。

-宙組のトップとして、どう思い、歩んできたか

芹香 ただ、ひたすらに、“いい舞台をお客さまにお届けしたい”。ただそれだけです。

-その舞台を届けられない時期もあったが

芹香 その時もやっぱり、舞台が始まる日のために(備えて)。「いい舞台を。次にお客さまには、絶対に心に届く舞台をお届けしたい」という思いでおりました。

-千秋楽を迎え、あらためて今の思いを

芹香 本当に幸せです。やりきった。でもまだ東京公演があるので。サヨナラショーでも、「ここの歌い方、もうちょっとこうできたな」とか思っちゃうタイプなので、まだまだ、東京公演の千秋楽まで! 自分に期待して、まだまだ磨きをかけていきたい。

-最後の大階段から見た景色は

芹香 美しかったです。毎日パレードで見ている景色が本当に美しいので、なんですかね…本当に胸がいっぱいになりました。

芹香は07年入団。星組、花組をへて23年6月に宙組トップ。同9月末、本拠地お披露目開幕も、団員急死で2日で終了。24年6月にショーのみの特別公演で活動再開した。東京宝塚劇場公演千秋楽の4月27日付で退団する。【村上久美子】