役作りのためにひたすら太ったという女優池脇千鶴(33)と、「天使のえくぼ」で観客を魅了した俳優高橋和也(46)が11日、都内でトークイベントで顔合わせした。

 公開中の映画「きみはいい子」(呉美保監督)のPRで、作品は子育てをめぐるさまざまな問題にスポットを当てている。

 同じ呉監督の前作「そこのみて光輝く」(14年)で悪役に徹した高橋は、今回はひたすら善良な先生役。呉監督は「高橋さんのえくぼが大好きで、前回は本当に気持ち悪く見えたと思うんですけど、今回それが天使のようにみえるように演出しました」という。高橋自身は「衣装はダサいんですけどね」と苦笑い。

 一方の池脇は「とにかく太るように指示されて。他の作品に出演中だったんですが、そのときの衣装が入らなくなるくらいでした」。呉監督の元には撮影前から常時「現在、池脇さんは焼き肉摂取中」等の連絡が入っていたという。