アジア最大の映画祭とされる第20回釜山映画祭が1日、韓国南部釜山で始まり、日本で数々の傑作アニメを生み出したスタジオジブリに「アジア映画人賞」が授与された。

 映画祭の組織委員会は、今年設立30年のスタジオジブリが「世界のアニメーションで唯一無二の壮大な成果を挙げた」と絶賛した。組織委は同賞を「アジアの映画産業と文化の発展で、最も際立った活動を見せた映画人や団体」に贈るとしている。

 代表して賞を受け取った鈴木敏夫プロデューサーは「日韓国交正常化50年の記念すべき年に、映画祭に参加できたことに感謝したい」と語った。

 映画祭は10日まで。期間中、スタジオジブリ制作の「となりのトトロ」や「おもひでぽろぽろ」が上映される。