有名トップアスリートが前代未聞のノーCGリアルアクションに挑むアクションサスペンス大作「X-ミッション」(2月20日公開)。本作で描かれる物語は、“極秘ミッション”。若きFBI捜査官ユタが潜入捜査した謎の犯罪集団の正体は、エクストリームスポーツを駆使する、死をも恐れない特殊なスキルを持つ男たちだった。

 エクストリームスポーツの天才的なカリスマであり、犯罪集団のリーダー、ボーディを俳優のエドガー・ラミレス(38)が熱演。彼はベネズエラ出身で見た目は掘りが深くソース顔、そして無精ひげとまさにザ・ラテン男子。トニー・スコット監督の「ドミノ」(05)でアメリカ映画界デビューを果たした彼は、「ボーン・アルティメイタム」(07)や政治サスペンス「バンテージ・ポイント」(08)、チェ・ゲバラの伝記映画「チェ 28歳の革命」(08)などに出演。サム・ワーシントン主演作の「タイタンの逆襲」(12)で、ラテン系のアカデミー賞といわれるアルマ賞映画ドラマ部門で12年度最優秀助演男優賞を見事受賞している。

 最近では、昨年クリスマスに全米で公開されたジェニファー・ローレンスと共演の「Joy」に出演。待機作には、伝説のボクサーのロベルト・デュランを描く「Hands of Stone」や、撮影を終えたばかりの鉱山を舞台にしたドラマでマシュー・マコノヒーと共演の「Gold」など、話題作がめじろ押し。さらには、英作家ポーラ・ホーキンズのベストセラー・デビュー小説「ガール・オン・ザ・トレイン」を映画化、エミリー・ブラント、ルーク・エバンスなどとの共演作への出演決定もうわさされる“ハリウッドをリードするホットな”主演俳優の一人と言える。

 本作の見所の1つにもなっている世界各地の絶景の中で撮影された、度肝を抜かれるエクストリームスポーツシーン。そのロケ地の一つに、エドガーの出身国であるベネズエラがあり、エンゼルフォールで撮影されたフリー・ロッククライミングシーンだ。彼は「べネズエラ人として、祖国でもとりわけすばらしい景観の場所のひとつで映画を撮影できたなんて、すごく特別な想いがある。あそこはほんとうに聖なる地で、訪れた人間はごくわずかなんだ。僕はあそこへ行けただけでなく、それをこんなすばらしい形で世界に紹介できる機会を得て、とてもうれしかった。」と語っており、本作への出演に運命的なものを感じたのかもしれない。

 あまりにも危険なエクストリームスポーツシーンゆえ、各種目の世界トップアスリートがそれらのアクションシーンを撮影しているが、エドガー本人もサーフィン、スノーボード、フリー・ロッククライミングシーンなどに挑戦。全体的にハードな撮影となった本作で、危険を感じた撮影について「全てが怖かったけど、エンゼルフォールで僕が(崖に)ぶら下がっているシーンがあるんだけど、まさにしがみついていたんだ! これは、世界一高い滝なんだ! でも発見のある体験になったし、とてもエモーショナルになったよ。目を開けて下を見る様に自分に言い聞かせた…。あれは言葉にできない体験だったよ」とエピソードを語っている。彼がまさに極限の状況で挑んだフリー・ロッククライミングシーンはもちろん必見だが、サーフィンシーンでは水も滴るイイ男な“セクシー”エドガーも見ることができる。

【ハリウッドニュース編集部】