フィギュアスケートのソチ五輪金メダリスト羽生結弦(21=ANA)が、映画「殿、利息でござる!」(中村義洋監督、5月14日公開)で俳優デビューすることが3日、分かった。困窮する庶民の前にさっそうと現れる仙台藩主・伊達重村を演じる。故郷・仙台市が舞台の実話を元にした映画への出演オファーに「宮城に、こんな素晴らしい話があったことに驚いています」と快諾した。撮影は昨夏、行われた。

 「お芝居はスケートとは違って振りがなく、セリフに合わせて動かなければいけないのでとても難しかった。試合だけではなくショーでも、表現者として今回の貴重な経験を生かすことができたのではないか」。主演阿部サダヲも「きれいでずっと見つめてしまった。何度も繰り返す撮影に文句も言わず参加してくださったのが、さすが世界一のアスリート」と感心した。