東京都知事選への出馬騒動から、いったん番組出演などを取りやめていたタレント石田純一(62)が2日夜、レギュラー復帰に備えて大阪入りし、取材に対して「我々(タレント)が出て行く必要がないのが一番いい。そうなってほしい」と語った。

 石田は7月8日に「いい日本、東京にしたいと思って」いったん出馬表明をしたものの、同11日になって取りやめ。騒動の影響で、レギュラー出演するABCテレビ「おはよう朝日です」(月~金曜、午前6時45分=関西ローカル)を休演し、CM契約をめぐる違約金問題などが噴出していた。

 このことから「(選挙への)反省はもう少し準備(すべきだった)とか、ありますね」と、反省も口にした。一方で「みんなもうノーサイド。みんなで協力してね、東京とか日本とか、みんなで前を向いていけばいい」と、小池百合子新都知事体制への期待感も語った。

 その流れから、自分たちのようなタレントが政治家へ転身する必要がないような展開を希望。「我々が出て行く必要がないようなのが一番」と、率直な思いを吐露した。

 また、ここまで約1カ月、実質上のタレント活動休止となっていたが、石田は「のんびりしてました。本読んだりして。家族は海外ですし。でも、CMの社長にごあいさつに行ったりして、謝罪とか…」とポロリ。タレント活動再開へ向けても動いてたといい、CM違約金については「まあほとんど、そう(大丈夫)ですね。でも、ひとつだけちょっと…」と答えた。

 出馬騒動直後は「天文学的な数字の違約金」に衝撃を受けていた石田だが、一部をのぞき、問題は解決し、ひと安心といった様子。出馬を反対していた理子夫人とも「今も話していた。あの(出馬断念)後も話してますし、前向きでいてくれています」とし、こちらも良好な関係を取り戻したようで、笑顔を浮かべていた。

 石田は3日に生放送される「おはよう朝日です」から、レギュラー復帰する。