女性6人組ボーカルグループ、Little Glee Monster(リトルグリーモンスター)が8日、初の日本武道館コンサートを開催した。

 冒頭、芹奈(18)が「ぶどうか~ん!」と叫ぶと、ファン1万3000人から大歓声を浴びた。麻珠(18)は「ここにこんなに人が入るなんて思っていなかったので、すごくうれしいです」と喜んだ。客席を見渡し、MAYU(17)は「絶対に1人1人に歌を届けるからね、みんな~!」と呼びかけた。芹奈が「メンバー1人1人、熱い思いを抱えながら夢の武道館に立っています。一瞬一瞬を見逃してほしくないし、聞き逃してほしくないので、今日はじっくりこの景色を目に焼き付けてください!」と叫ぶと、再び大歓声を浴びた。

 ライブでは代表曲「好きだ。」や、メジャーデビュー曲「放課後ハイファイブ」などを歌った。GReeeeNの「愛唄」などをカバーしたアカペラメドレーも披露し、収容人数ギリギリいっぱいに埋め尽くしたファン1万3000人を熱狂させた。関係者によると、チケットは発売開始1分で完売したという。ゴスペラーズのメンバーや、乃木坂46のメンバーなども会場を訪れた。

 アンコール前のあいさつで、manaka(16)は「私たち武道館に立ったことは本当に通過点で、2020年の東京オリンピックで歌いたい、世界で活躍する日本人アーティストになるとか、まだまだ大きな山の夢がたくさん目の前にあるんですけど、でもそんな道の中で、みなさんが私たちについてきてくれる限り、絶対にみんなの手を離さないような、そんな歌を歌い続けていきます」と誓った。その上で「今日ここに立って分かりました。リトルグリーモンスターは絶対に、もっとすてきな景色をみんなに見せていけると思います。みんなついてきてくれますか!?」と叫び、大歓声を浴びていた。

 ラストはダブルアンコールで「青春フォトグラフ」を歌った。メンバー6人が手をつないで、マイクを通さずに地声で「ありがとうございました~」と絶叫。manakaの目には涙が控えっていた。さらに「好きだ。」のアカペラを披露し、manaka「今日は本当にありがとうございました~」とあいさつ。3時間弱のコンサートを締めくくった。