歌手福田こうへい(40)の特別公演「母ちゃんの浜唄」「福田こうへいコンサート2017」が10日、東京・明治座で初日を迎えた。明治座では初の座長公演で、1部の芝居「母ちゃんの浜唄」は福田と77歳になる母との関係を描いた自伝的な舞台。「台本の半分以上が自分の人生と重なっている。おふくろに迷惑をかけたこととか、涙が出てくるような場面も多いんです。お客さんはもらい泣きするだろうけれど、私は本番では涙を流さないように演じていきたい」。

 母は福田に内緒でコンサートなども見に来るそうで、「こっそりと来られるのが1番困る。今回もたぶん来ると思うけれど、困るんだよな」と苦笑い。2部のコンサートでは「北の出世船」をはじめ、新曲「母ちゃんの浜唄」などを歌い、「今年も皆さんの期待にこたえる歌い手でいたい」と話した。