小池栄子(36)は、太陽のような明るさと、前向きさ、そしてハングリーさを感じさせる魅力的な女性だった。先日、読者投票で受賞者や受賞作品を決める「日刊スポーツ・ドラマグランプリ」で助演女優賞を受賞した小池をインタビューをする機会があった。

 現在は女優や経済番組の司会などを中心に活動しているが、2000年代前半は、グラビアアイドル、バラドルとして頂点を極めたといって良いほどの人気だった。そして現在は、女優としても視聴者を魅了しており、まさにマルチタレントだ。

 もともと、女優を目指していたが、グラビアアイドルとして露出することになってしまったという。それでも「やるからには一級品になれ」という父の言葉を胸にトップに上り詰めた。そしてバラエティー番組でも、同じような気持ちで挑んだという。

 「深夜バラエティーに初めて出た時、水着で出たんですけど、アシスタントの女の子の後ろにいるときは、悔しかったですね。それがバネになったかなと。これが芸能界っていうのを思い知った感じしました」と当時の心境を明かした。しかし、そこで終わらせなかったことが今の小池につながっているのだろう。

 悲壮さなど全く感じさせない表情とテンションで、「しんどいときは、ひたすらじっと耐える。それが私の生き方のモットーですね」と言い切る。そして、今後についても「今、私がグラビアやっていたことを若い子は知らないと思うんですよ。ドラマの役のようなイメージの人って。で、バラエティーに出ると『こんなにはじける人なんだ』って。こつこつやっていけば、面白いなと思いますね」とあくまでも前向きだ。この勢いだと女優でも頂点を極める日が来る予感がする。