NMB48須藤凜々花(20)が17日、第9回AKB48選抜総選挙の開票イベントのスピーチで、前代未聞の「結婚宣言」を行い、世間を騒がせた。アイドルに造詣の深い芸能人はどう見たか。

 アイドル好きで知られる、タレントの武井壮(44)は、19日放送のTOKYO MX「バラいろダンディ」で「別に人の人生だから自由だと思う。どんな職業してたって結婚してもいいと思う」とした上で、須藤ファンの知人が多いという武井は「そういう人たちが俺のところにもいっぱい連絡してくるが、怒ってるというよりも悲しんでる。『辛いです』っていうのが一番多かった」とファンの気持ちにも理解を示した。

 お笑いコンビ、フットボールアワーの岩尾望(41)は22日、フジテレビ系「バイキング」で「恋愛どうこうを抜きにして、あの場で結婚発表していいのは指原(莉乃)だけやと思う。3連覇して、圧勝で、行ききるところまで行って、『結婚します』やったら、だれも怒らへん」と持論を展開した。そして「僕は心の中では大島優子と同じ帽子をかぶってますよ」と、「F」で始まる4文字英語が書かれた帽子をかぶった動画を配信した元AKB48の大島優子(28)の行動になぞらえ心境を明かした。

 仕事でAKB48と一緒になることが多いというウーマンラッシュアワーの村本大輔(36)は17日、AbemaTVの「ウーマンラッシュアワー村本大輔の土曜TheNIGHT」に出演。「僕は面白い奴いるなって思った。嫌われるって分かってやっている。僕はこういう子を面白いと思える度量でありたい」と、肯定的な姿勢を示した。

 須藤と共演したことのある、おぎやはぎの矢作兼(45)は、2日深夜放送のラジオ番組「おぎやはぎのメガネびいき」で「りりぽんは可愛い。俺たちのお気に入りだったよな」と告白。相方の小木博明(45)も「俺もイチオシだったんだよなぁ。推しメンよ」と明かした。さらに矢作は「俺なんて、図書券贈ってあげたんだから。貢いでんだから、俺」と、須藤が欲しいという5万円の哲学書を買ってあげるために図書券をマネジャーづてで渡したという。すると小木も「俺だってチャンスあれば貢ぎたいよ。結婚するけど、それとは別にね。りりぽんは良い子だから、何かをあげたいんだよ俺も」とメロメロ。矢作は自分たちをトリコにする須藤について「オヤジ転がしがうまいんだろうな」と感心した。

 アイドル評論家の一面も持つ、ライムスターの宇多丸(48)は、21日放送のTOKYO MX「バラいろダンディ」で「人気落ちるのは自己責任として、キムタクだってものすごい早い段階で彼女いるとか言ったり、ああいうのがカッコよかったわけで、アイドルの新しい形として、このままで行けるなら逆に良いんじゃない」とコメントした。続けて「アイドルの実像とファンタジーのウソがいろんな闇を生むわけだから、そのギャップを一気に埋められると面白い」と私見を述べ、「辞めることない。この調子でやってほしい」とエールを送った。