韓国出身の男性5人グループ、MYNAMEが25日、東京国際フォーラムでソロコンサートを開催した。

 今年10月26日に最年長のインス(29)が入隊を控えており、入隊前ラストの5人でのパフォーマンスとなった。

 この日のために初来日した両親と兄が見守る中、インスは、ファンと一緒に笑顔でかけ声をあげるギャグ「インスマイル」を披露した。「今日は両親が見に来てくれています。人気あるところ見せたいので、みんな、よろしくね」とアピールすると、会場全体で「3、2、1、インスマイル!」と大コールがわき起こった。「ありがとう、今日もよろしくね~」と感謝していた。

 12年に日本での活動を開始して以降、この日の東京国際フォーラムが最も大きいコンサート会場となった。セヨン(25)は「今までの中で、一番大きい会場でコンサートができて、まず、みなさんに感謝します」と喜んだ。インスが「最初のころを思い出すと…」と声を詰まらせウソ泣きすると、メンバーから「まだだから! 早い!」と突っ込まれていた。

 アンコールで、リーダーのコヌ(28)は「昨日は眠れませんでした。もちろん寂しい気持ちもあるんですけど、これも、インスが僕たちみんなにドラマみたいなものをくれたんだと思って、4人でMYNAMEを守ります」とあいさつした。

 ジュンQ(24)は、インスに向かって「(日本でデビューして)5年間1回も言わなかったけど、ありがとうございます」とメッセージを送った。チェジン(21)は「(結成してから)7年間は、長いようで、短いようでもあって。インスとはけんかしたこともたくさんあるし、6カ月間話さなかったことも時もありました。今思うと、あの時間がもったいなかった。いろいろ…」と言葉を詰まらせ、インスと抱き合った。セヨンは「4人でインスが来るまで頑張ります。5人でみんなの前に戻ってきます。僕らを信じて、ずっと一緒にいてください」と呼びかけた。

 インスは「切ない雰囲気ですけど、まだ行かないからね!」と明るく振る舞った。その上で「浮気しないでくださいね。2年間、全てのことを勉強して戻ってきます。4人のMYNAMEのこともよろしくお願いします!」と頭を下げて、大歓声を浴びた。

 ライブではインスのソロ曲「NAKED LOVE」や、ファンに向けてインスが作詞・作曲を手がけた「忘れないで」などを歌った。ラストは5人で肩を組み合って、「みんな愛してる!」と叫んで締めくくった。