シンガー・ソングライター川島ケイジが18日、都内でデビュー1周年記念ライブを行った。

 昨年8月末、アルバム「KEIJI」でメジャーデビュー。この1年を「怒濤(どとう)の1年で本当にたくさんのことがありました」といい、「みんなの支えの中で歌うことができました」とファンに感謝した。

 春には、デビューアルバムで共演したChageのホールツアーにもゲスト参加した。「Chageさんにもお世話になってツアーを回らせてもらいました」と振り返り「たくさんのかけがえのない経験を糧に、これからの1年も突っ走っていきたいと思います。川島ケイジをよろしくお願いします」と話すと会場から大きな拍手が送られた。

 デビューのきっかけは、昨年末に亡くなった音楽プロデューサー石坂敬一さんの存在だった。「悲しいこともありました」と切り出し、「直前まで会話をしていたし、ライブもがんばろうって話していたけど、まさかあんなことになるとは夢にも思っていなかった」と明かした。

 しかし、そのことが歌う覚悟を決めるきっかけにもなった。「歌う意味がある限りずっとずっと、ファンのみんなのために歌い続けていきたいと思います」と決意を報告した。そんな石坂さんが好きだったという曲「今人」を1周年記念ライブの締めに選んだ。

 この日、約1時間半のステージで新曲「シロヨヒラ」など全13曲を披露し、最後は客席バックでファンと記念撮影をした。