五木ひろし(69)ら総勢23人が19日、東京・NHKホールで第17回「虹の架け橋まごころ募金コンサート」(日本音楽事業者協会主催)に出演した。

 同コンサートは01年(平13)に発生した三宅島噴火による被災者支援をきっかけに、「音楽を通して被災者の皆さんを元気づけ励まそう」を趣旨にスタートした。今回は昨年4月の熊本地震で被害を受けた熊本県と、7月の九州北部豪雨で被害を受けた福岡・大分両県の被災者支援を目的に行われた。

 五木は「私たちの歌で、少しでも被災された方を励まし、勇気づけられればいいなと。歌手一堂、そんな気持ちでこのステージに立っています。その思いが届くように精いっぱい歌いたい」と話した。坂本冬美(50)は今回が11回目の参加となるが、「昨年参加できませんでしたので、今年は思いが届くように歌いたいです」とアピールした。また、10回目の参加となる藤あや子(56)は「若い歌い手さんが増えて、私たちもずいぶん先輩になってきたなと実感した」といい、「五木さんのように若く、長く歌い続けて、皆さんに元気を与えられたらと思います」。

 福岡出身の氷川きよし(40)は「歌手としてこうして立たせていただき、微力ですが聞いてくださる九州のみなさんに元気とか励ましを届けたいと思います」とアピールした。

 今回初出演となったのは、大川栄策(68)丘みどり(33)入山アキ子(48)杜このみ(28)工藤あやの(23)松阪ゆうきの6人。大川は「今回初めて参加させていただきます。九州のみなさんに思いを届けたいです」。女性陣を代表して丘は「憧れの先輩方とご一緒できて幸せです」といい、「気持ちが届くように精いっぱい頑張りたいと思います」と話した。

 司会は徳光和夫(76)藤原紀香(46)のコンビで今年が8回目。徳光は「番組プロデューサーが被災地に行きましたが、物資の救援は届いています。でも心の支援はまだまだ。心の支援はまさに歌声だと思う」。藤原は「これだけの方が集まって、会場が1つになる瞬間を見ていて、歌の力を毎年感じています。そんな温かいものが皆さんに届けばいいなと思います」。

 11月5日にNHK・BSプレミアムで放送される。