演歌歌手田川寿美(41)が22日、都内で、新曲「心化粧」を課題曲としたカラオケ大会の決勝大会を行った。

 応募約2000人の中から、テープ審査で選ばれた19人が参加。14歳~76歳ののど自慢の中から、埼玉県の田中八千代さん(63)が頂点に立った。あこがれの田川に「すばらしかった」とほめられると、「今日は友達から借りた衣装で来ました。まさか…信じられません」と感激していた。

 田川は自身がオーディションに出ていたアマチュア時代を振り返った。「いつも緊張をしていました。1コーラス目はあれれ…という感じで、2コーラス目で盛り返していました」。その上で、決勝大会の感想を「皆さん、それぞれの『心化粧』がある。これが正解というものはありません」と、これからもそれぞれの歌唱を楽しんで欲しいと話した。

 デビューから26年目を迎えたことには「好きな歌の道を真っすぐに歩いてきた。自分は、ファンの皆さんに『生かされている』と思います。これからも、いつも隣にいて励ましてくれるような、そんな歌を歌っていきます。それが歌の魅力ですから」。来月に42歳になる。「心も声も充実した40代にしたい。年齢を重ねることが楽しみです。再婚は…、特に目指していないです」。

 9月に5歳になった息子が最近、「ピアノをやりたい」と言っているという。歌手の道を継ぐ? 「音痴みたいだから…。安定した公務員になってほしいです」と笑わせた。

 02年以来のNHK紅白歌合戦出場にも意欲を見せている。「紅白復帰を目指して頑張ります。それがファンへの恩返しだから」と年末までの全力疾走を誓った。