乃木坂46の白石麻衣(25)のセカンド写真集「パスポート」(講談社)が、1万部の重版が決まり、累計発行部数が25万部を突破したことが28日、分かった。今年2月の発売から約9カ月が経過したが、いまだに月5000部以上のペースで売れ続けており、異例のロングヒットだ。講談社創業108年の歴史の中でも、ソロ写真集として史上最高の部数を記録した。

 

 初版は10万部。発売前に2度重版し、発売初週で10・4万部を売り上げ、オリコンランキング史上女性ソロ写真集最高の週間売り上げを記録。売り上げのペースは落ちず、5月に発表された本年度のオリコン上半期写真集売り上げランキングでは、20・1万部で1位に輝いた。その後もほぼ毎月重版を繰り返し、今回で12度目の重版となった。

 講談社販売担当者は「記録をたどる限り、ソロ写真集の25万部は講談社史上最高部数です。まさに、歴史に名を刻む100年に1度の大ヒット作になりました」と興奮気味にコメントした。同社では近年、1年あたり10作以上の写真集を制作しており、2000年以降だけでも200タイトル以上を発売しているが、ごぼう抜きにした形だ。

 白石は、これまで発売された乃木坂46の全19枚のシングルに選抜入りし、常にトップクラスの人気を誇るエース。昨年10月撮影した「パスポート」は、ファッション誌のモデルとしても活躍する白石らしく「おしゃれでセクシー」をテーマに、初のランジェリーショットや、米西海岸の大自然をバックにした爽やかな写真などを収録した。男性ファンだけではなく、女性からも大きな支持を受け、大ヒットにつながった。白石は「自分でも信じられないくらいたくさんの方に手に取っていただいて、本当にありがたいです!」と喜んでいる。