漫才日本一を決める「M-1グランプリ2017」決勝が3日、東京・六本木のテレビ朝日で行われ、とろサーモンが優勝した。

 7人の審査員の最終投票で4票を獲得し、13代目王者となった。決まった瞬間、2人とも信じられないような表情で喜びを爆発させ、キモキャラで人気のボケ担当、久保田和靖(38)が思わず吐きそうになって「おえっ」とえずく場面も。賞金1000万円のパネルを持つ手も震えていた。何度もめがねを外して涙をふくフリをしながら「ずっと敗者復活ばかりで、いま、光をいただいた。オー、ジーザス、神よ」と天井を仰いだ。

 ツッコミの村田秀亮(38)は「ずっとつらい思いをしてきた。うれしい」とトロフィーをがっちりつかんだ。

 最終決戦は和牛、ミキとの3組で争われた。審査員が「こんなに盛り上がるなら来週もやったらいい」(松本人志)、「接戦だった。(審査の重圧に)吐きそう」(上沼恵美子)というハイレベルな戦いとなった。

 総エントリーは4094組。決勝大会は、ジャルジャル、かまいたち、カミナリ、マヂカルラブリー、ミキ、さや香、とろサーモン、和牛、ゆにばーすの9組と、敗者復活で勝ち上がったスーパーマラドーナの10組で行われた。